サーチ&リカバリー(捜索と回収)①/4




2012_pj_29[1]

①サーチ&リカバリーで守るべき3点は?

《詳細》

  1. レクリエーション・ダイビング範囲を超えない。
  2. 水中で使用する機材はシンプルなものにする。
  3. 小さなものから中程度の大きさまでとする。
  • 小さいもの・・・10 kg程度まで
  • 中程度のもの・・・45 キロ程度まで
  • シンプルな器材・・・リフト・バッグなど
  • プロフェッショナル・ダイバーの場合(プロコースへお進みください)
    • あらゆる環境条件下で
    • 極端な大深度で
    • 高度な機材の活用
    • 引上げる対象は船のような巨大なものまで
    • 犯罪がらみのもの
    • 行方不明者の捜索

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②海底での険性(6つ)とは?

《詳細》

  1. 鋭利な物体
    1. 泥や砂の中のガラス片、ワイヤー、鉄材、危険なゴミなど
    2. 視界が十分でない場合地面すれすれを泳がない
    3. フード、グローブ、ブーツなど適切な保護器材を使用する
  2. 水中拘束
    1. ロープ、リール
    2. 海の荒れた後は流れてきた釣り糸、漁網など
    3. ダイビング・ナイフやダイビング・ツール携行する
  3. 視界不良
    1. ストレスコントロールが必要(無理はしない)。
    2. ルートが分からなくなる。
    3. バディをとはぐれる。
    4. バディ・ライン(2人が両端を持つあtめの1本の短いライン。両端を輪にしていることもある。)
  4. 流れやうねり
    1. 流れを計算に入れて潜水計画。
    2. 地元から情報収集。
    3. 基本的に流れに向かってスタートする(無理はしない)。
  5. 重量物の落下
    1. 引上中のローブトラブルとしての落下。
    2. 落として地面にめり込んだ場合の対処法。
  6. 頭上の障害物(ボートなど)
    1. ダイブフラッグ(潜水旗)の使用。
    2. できるだけ活動水域全体への標識設置
    3. 水面の監視人。

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③5つの一般的な計画手順とは?

《詳細》

  1. 目標物の特定と情報の共有
    1. 能力や、使える器材にあった現実的なプラン立案。
    2. 捜索水域範囲とサーチ方法の決定
  2. 情報収集と分析
    1. 目撃者などからの聴取。
    2. 大きさ、重さ、器材、地形、海況、深度、危険性などの入手。
  3. 水中からか水面からかの選択
    1. スクーバかスノーケルかの選択、又は組み合わせ。
    2. 透明度、深さ、水温、捜索対象物の大きさなど。
  4. バディやチームの決定
    1. トレーニングを受け、経験を積んだダイバーを選ぶ。
    2. 人数に合わせたプランを立案する。
    3. 役割分担をする。
  5. 全員での十分なブリーフィング
    1. 全員でリハーサルを行う
    2. 混乱しないように全員の合意を取り付ける。
    3. 各ダイバーに担当を確認する。
    4. ダイブマスター等の監督者を選ぶ。

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④サーチの「スパイラル」と「Uサーチ」とは?

  • スパイラル

    《詳細》

    • 起伏に富んでいる地形でも可
    • 穏やかで流れの無い水域
    • 中程度の大きさの物体の捜索
    • 実施方法
      • 中心部からスタートする
      • 短距離を泳いで90 °曲がり、次第に一辺を長くしながら同じ様(左右)に90 °曲がる

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  • Uサーチ

    《詳細》

    • 障害物のない平坦な水底
    • 穏やかで流れの無い水域
    • 小さめの大きさの物体の捜索
    • 実施方法
      • コンパスを使ってまっすぐに泳ぐことと90 °曲がりことを組み合わせる
      • Uとはいうがコの様に連続に泳ぎ捜索海域をカバーする
      • (出来る範囲で)流れがあるときは長辺を流れと平行にする

        《詳細を隠す》

⑤円形ロープ・サーチは?

どのような状況で?

《詳細》

  • 水底が平坦な
  • そう広くない(比較的狭い)水域
  • さな物体を探す場合
  • 流れがあっても使える

    《詳細を隠す》

どのように用いる?

《詳細》

  • ディの一方が円の中心になるロープを持つ
  • サーチダイバーがロープのもう一方の端を持ち離れる
  • 一定の長さでロープが張るように円形に泳ぎ物体を探す

    《詳細を隠す》

⑥BCDでのリフトバッグ代用がダメな理由は?

《詳細》

バッグの浮力変化などで物体が落ちたり、外れた場合、過剰な浮力で吹上げ(コントロールできない暴走的な浮上)になる危険を避けるため。

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⑦何キロ以上はリフトバックを使用すべきか?

  • ( )kg以上

    《詳細》

    4

    《詳細を隠す》

⑧リフトバッグは手作りを避けるべき理由は?

《詳細》

製造物責任に担保された次のような製品を使うべき

  1. 適切な素材でできている
  2. 排気バルブが付いている
  3. 結束がしやすい(ロープ、リング、D環など)

    《詳細を隠す》

⑨リフトバックの使用法は?

物体とリフトバックを結束方法には何がある?

《詳細》

  1. バウ(ボウ)ライン
  2. シート・ベンド
  3. ツー・ハーフ・ヒッチ

    など、又は組み合わせ

    《詳細を隠す》

(必要であれば)取付けるものは?

《詳細》

  1. マーカーブイ

    《詳細を隠す》

リフトバッグ操作

《詳細》

  1. バックアップ空気源でバッグを中性浮力にする
    (わずかに浮いて中性浮力になる程度)
  2. 浮上中は、リフトバッグの落下に備え真下でなく少し距離を置いた横

    《詳細を隠す》

⑩リフトバックに空気を入れる方法は?

《詳細》

バックアップ空気源を用い、リフトバッグに絡まらないようにする。

《詳細を隠す》

コラム(ロープシグナル例)

ダイビングの魅力に、言葉によらないコミュニケーションがあると言います。最初はハンドシグナルを使って意思疎通しますが、できるようになればなるほど「阿吽の呼吸[1]【読み】 あうんのこきゅう
【意味】 阿吽の呼吸とは、二人以上の人が何かをするときの、微妙な気持ちや調子。また、それがぴたりと合うこと。
【阿吽の呼吸の解説】
【注釈】 「阿」は口を開いて発音することから「吐く息」という意味で、「吽」は口を閉じて発音することから「吸う息」という意味。
それを合わせることを「阿吽の呼吸」という。
また、「阿」はサンスクリットの十二母音の最初の音で、「吽」は最後の音であることから、密教では「万物の根源」の象徴とされており、神社や社殿前にある狛犬の一対は、一方が口を開けた「阿形」、もう一方が口を閉じた「吽形」で、「阿吽」を表している。-WEB 故事ことわざ辞典より-
になってきます。

  • 1 回引く=( )
  • 2 回引く=( )
  • 3 回引く=( )
  • 4 回引く=( )
  • 連続で引き続ける=( )

《詳細》

  • 1 回引く=注意、またはサーチ開始
  • 2 回引く=OK ?またはOK !
  • 3 回引く=1 周した/ロープを延ばせ
  • 4 回引く=こっちへ来い、または集合
  • 連続で引き続ける=すぐに助けが必要

    《詳細を隠す》

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注釈   [ + ]

1. 【読み】 あうんのこきゅう
【意味】 阿吽の呼吸とは、二人以上の人が何かをするときの、微妙な気持ちや調子。また、それがぴたりと合うこと。
【阿吽の呼吸の解説】
【注釈】 「阿」は口を開いて発音することから「吐く息」という意味で、「吽」は口を閉じて発音することから「吸う息」という意味。
それを合わせることを「阿吽の呼吸」という。
また、「阿」はサンスクリットの十二母音の最初の音で、「吽」は最後の音であることから、密教では「万物の根源」の象徴とされており、神社や社殿前にある狛犬の一対は、一方が口を開けた「阿形」、もう一方が口を閉じた「吽形」で、「阿吽」を表している。-WEB 故事ことわざ辞典より-




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