水中スクーター(1/2)




別名、「プロバルジョン・ビークル」、略して「DPV」といいます。

(例)ココモで使用するスクーター

item[1]

  • 本体材質、寸法:耐衝撃性ABS樹脂、外形:720×340mm
  • モーター:ブラシレスDCモーター[2]減速機:リング遊星ギア型減速機
  • 重量:20.0kg[3]付属鉛バッテリーSAV-7LB使用時、ニッケル水素バッテリー使用可能
    • 水中浮力:0g(内臓ウエイトで一定量調整可)
  • 容量:13Ah(DC24V)
  • 速度:0~4km/h
  • 連続航続時間:約60分[4]付属鉛バッテリーSAV-7LB使用時、ニッケル水素バッテリー使用可能
  • 平均航続距離:3600m[5]付属鉛バッテリーSAV-7LB使用時、ニッケル水素バッテリー使用可能
  • スピード調整:3段階[6]モーター回転数変動式、プロペラ可変ピッチ
  • 安全装置
    • 過負荷感知機能、
    • 水漏れ感知機能、
    • 内部異常検出時自動停止装置
    • バッテリー残量LEDインジケーター
  • 最大耐圧深度:70m

①DPVのメリットは?

《詳細》

  1. フィンワークより遥かに広い海域を移動できる(例-下記)。
    • 速度:0~4km[7]1hに4km泳ぐくらい/h
    • 連続航続時間:約60分[8]付属鉛バッテリーSAV-7LB使用時、ニッケル水素バッテリー使用可能
    • 平均航続距離:3,600m[9]付属鉛バッテリーSAV-7LB使用時、ニッケル水素バッテリー使用可能
  2. 自力でほとんど泳がなくていい(疲れが少ない)。
  3. 2より、エア消費が少なくてすむ。


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②DPVの主な構成とは?

《詳細》

topics_img01[1]

  1. 操作系
    • 電源スイッチとアクセル[10]スラスト・コントロール、トリガー・メカニズム(スターター・スイッチ)ともいう
  2. 全体構成
    • 防水の本体とプロペラ
  3. 操縦系
    • ハンドル、ウィングアームなど(最近は足に挟めるタイプもある)
  4. topics_img04[1]動力源
    • バッテリー、インジケーター等
  5. 浮力調整装置
    • フロート、内臓ウエイト等

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③ボート上でDPVはどうしておくべきか。

《詳細》

揺れやすいボート上では固定する。

  • DPVが滑ったり転がったりしないように。
    • 破損や他のダイバーをケガさせないよう。
    • 器材等を壊さないよう。

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④Uターン・ガイドラインとは?[11]バッテリーのパワー(または残圧)を参考にして、ダイブ中の折り返し地点を決定する

《詳細》

3分の1ルール

  1. 往路はエア、パワーの3分の1を使い
  2. 復路に3分の1残し、
  3. 予備として3分の1を使用する

(例)1 時間の使用可能なDPV[12]ほとんどのDPV の走行可能時間はこれよりもはるかに長くなっていますでは・・・

  • 行きに20 分、
  • 帰りに20 分、
  • 予備として20 分 という計画を立てます。

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⑤DPVを放棄しなければならない場合とは?

《詳細》


(例えば)DPVが止まらなくなった場合[13]めったに無い

アクセル[14]トリガー・メカニズムに何か(砂など)が詰まったり、ダメージを受けたことが原因で発生する場合など。

《詳細を隠す》

⑥DPVでの浮上速度は?

《詳細》

topics_img05[1]

  • 1 分間に18 メートル[15]またはダイブ・コンピューターに表示される浮上速度以下の速度を維持する。
  • 圧平衡が可能なスピードを維持する。
  • 安全停止では深さを維持する。
  • DPVを活用するには、なだらかなスロープやらせんを描くような浮上や潜降を行う。
  • DPVに頼らず、潜降浮上は通常どおり行う。

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⑦プロペラに何かが絡まったりしないようにするには?

《詳細》

  1. 指示棒、ひも、ホース類など、全器材をプロペラから遠い位置で固定し、慣れておく。
  2. 水中植物が密生している場所での使用は十分に注意する。

    《詳細を隠す》

⑧DPVで2人乗りするには?

《詳細》

2 人乗りは速度がやや落ち、航続距離は短か目になります。

後ろのダイバーは・・・

操縦するダイバーのタンク・バルブ、BCD、足首、ふくらはぎ、カレントフックなどをつかむなどして走行する。

《詳細を隠す》

⑨DPVでのビーチエントリーの際、注意することは?

《詳細》

  • アクセル[16]= スロットルを間違って開けてないよう持つ。
  • 操縦しやすい十分な深さで操作を始める。[17]通常、胸の深さ
  • プロペラが十分に水中に使ってから操作することでキャビテーション[18]= 空回り。キャビテーション【cavitation】 液体の運動によって、液中が局部的に低圧となって、気泡を生じる現象。を起こさない。

    《詳細を隠す》

⑩DPVで水中生き物を傷つけないための注意すべき2つのこととは?

《詳細》

  1. 水中生物[19]傷つきやすいの近くでは、常に自分のフィンの位置に注意する[20]蹴らないように
  2. むやみに着底しない。
    • 砂やシルトより透明度を低下げない。
    • 水中生物にダメージを与えない。
    • プロペラが詰まらさない。

      《詳細を隠す》

スキンダイビングでの活用例

水中スピンに挑戦

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注釈   [ + ]

1, 11. バッテリーのパワー(または残圧)を参考にして、ダイブ中の折り返し地点を決定する
2. 減速機:リング遊星ギア型減速機
3, 4, 5, 8, 9. 付属鉛バッテリーSAV-7LB使用時、ニッケル水素バッテリー使用可能
6. モーター回転数変動式、プロペラ可変ピッチ
7. 1hに4km泳ぐくらい
10. スラスト・コントロール、トリガー・メカニズム(スターター・スイッチ)ともいう
12. ほとんどのDPV の走行可能時間はこれよりもはるかに長くなっています
13. めったに無い
14. トリガー・メカニズム
15. またはダイブ・コンピューターに表示される浮上速度
16. = スロットル
17. 通常、胸の深さ
18. = 空回り。キャビテーション【cavitation】 液体の運動によって、液中が局部的に低圧となって、気泡を生じる現象。
19. 傷つきやすい
20. 蹴らないように




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