ダイビングコース受講の途中から、他のスクールへ編入する場合の手続(例)を紹介します。
多くのコースで他のスクールへの編入は可能です。今回は、エントリーレベル(初心者コース)の編入についての概要です。
委託照会書という名称ですが
編入で用いる書類の名称からは、前任インストラクターが「委託側」で、後任が「受託側」となりそうですが、そうとは限りません。一般に「委託照会書」自体には、誰が誰に何を委託するかは書かれておらず「講習記録」に過ぎません。
講習引継ぎには、関係者全員が、それぞれの関係(最終の認定スクールや費用の分担なども)や契約について、あらかじめ明確にしておく必要があるでしょう。
送り出す側のインストラクター
受講生に渡すもの、用意するよう伝えるもの
- 講習記録(次の記載が必要)
- 署名と日付の記入
- 水中スキル評価(フレキシブル・スキル含む)
- その他、修了項目
- 委託照会書(有効期限12ヵ月)
- 署名入病歴書
- 有効期間に注意
- 医師の承認がある場合、コピーを保管
- 未成年、10 ~ 11歳等一定の年齢での条件
- 親の署名入り同意書
- 子供のためのダイビングについてなど
- またはそれらのコピー
- 認定カード用の写真(例)
- イーラーニング等の講習修了記録等の情報
- 編入先で発生する料金等の概要(分かる場合)
インストラクターのサポート
- 編入先のスクール情報など
- カリキュラムやスケジュールなど
- 該当コースを教えられる指導者の有無
- 必要書類の手配・送付
編入先のインストラクター
- 生徒の講習記録と委託照会書の確認
- 必要なトレーニング内容等の決定
学科によってはeラーニング等、デジテルで登録され、書類でないもの、ID等が必要な場合もあるので事前に確認しておく。
- 知識の復習
クイック・リビュー等を確認、又は実施 - 病歴書など書類準備
編入先で、全トレーニング終了後、申請手続(ダイバー認定)します。
インストラクターのサポート
認定後のダイビング活動についてアドバイスなど