ダイビングの呼吸法でリラクゼーション技術を身につける




海で習得!リラックス法

ダイビング中の呼吸は、次のような理由で意図的に大きくゆっくり行いますが、この呼吸法ストレスコントロールリラクゼーションに大いに役立ちます!

  1. 換気効率を高める
    水中では陸上での呼吸より死腔が大き目なので一回の呼吸を大きくすることで喚起効率を高めることができる。
  2. 浅くなりがち
    陸上では肋骨が重力方向に動いて息をはけますが、水中では肺の空気による浮力で肋骨が上がる方向、つまり吸いぎみ(浅い呼吸)になりやすい。
  3. 抵抗を小さくする
    速い呼吸は空気の通る道に乱流を生じさせる(図-クリックで拡大)ので、空気の通る道が狭くなり(細いストローのイメージ)呼吸に抵抗がうまれ疲れやすい

リラクセーション法

医学的にもその有効性が確認され、ストレスマネジメントとして活用されるリラクセーション法は、ストレス反応の軽減に即効性があり、訓練を続けることで心身の自律機能が回復し、ストレス反応が起きにくい体へと変化させます。

呼吸法

普段の呼吸は無意識ですが、意識的な呼吸体の状態をコントロールすることができます。

いつもはリラックスしたときに飲むコーヒーを、慌ただしい時に飲むことでリラックス感を得るような感じでしょう。

  1. ストレス・緊張状態では( )なる。

    《詳細》

    浅くて速く

    《詳細を隠す》

  2. リラックス状態では( )なる。

    《詳細》

    深くてゆったりと

    《詳細を隠す》

  3. 1、2の逆!?
    緊張しているときに、( )をすると気持ちが落ち着く

    《詳細》

    深くゆったりの呼吸

    つまり、意図的に感情をコントロールできる

    《詳細を隠す》

深くゆったりの呼吸

ダイビング中に深くゆったりの呼吸なるようにするには…

BCDの空気を( 多め ・ 少な目 )にすればいい。

《詳細》

多め

BCD内の空気が多めでの中性浮力は、はき気味の呼吸になります。

《詳細を隠す》

BCDの操作で呼吸方法を変えることで、心理状態をコントロールできる

直感的にも、呼吸効率良いほうが断然ストレスないですね!

  • 図・グラフはクリックで拡大します
  • 体内死腔は考慮してません

ストレスへの対処(文部科学省 心のケア 各論)

<呼吸法>

ストレス・緊張状態では、呼吸は浅くて速い呼吸になる。その反対に、リラックス状態では、深くてゆったりとした呼吸になる。緊張しているときに、深くてゆったりした呼吸をすると、気持ちが落ち着く。このように、体の状態と呼吸には密接な関係がある。普段、私達は、無意識に呼吸を行っているが、意識して呼吸をコントロールすることもできる。東洋では、古来から、ヨガや気功、各種武道で、この呼吸法が心身の活動を高める効果があるものとして重要視されてきた。特に腹式呼吸は、副交感神経系の活動を賦活させる効果があることが医学的にも確認されている。

腹式呼吸法は、下腹部が膨らんだり、へこんだりするように呼吸する方法である。(臍の下に手をあて)体の力を抜いたまま、口からゆっくりと息を長く吐いていく。このとき下腹部をへこます感じで息を吐いていき、苦しくならないところで、下腹部を膨らませる気持ちで、鼻から息を自然に吸っていく。これを繰り返していくのが腹式呼吸である。

吐く息に気持ちを落ち着ける効果があるので、吐く息に注意を向けて、ゆっくりと息を吐いていく。この時に、体の緊張も息とともに吐き出すようにイメージしながら脱力すると、リラックス効果が高まる。5~10分程度行う。

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