ダイバーになるための練習メニューを紹介します。
全メニューは①②③④⑤で構成されています。ここでは④⑤について記載します。
イメージは…自動車教習所での路上教習に向けた「所内教習」といったところでしょうか。各テクニックを、場面を様々変え、繰り返し練習します。
ダイブ④
足がつかない深さの水面:
- バディで、適切な適量とトリムになるようウエイトをチェック・調節
- 疲労ダイバーを25m曳行する。
- ほぼ自力で、スクーバキットを外し、再び装着後、調整・確認をする。
水中:
- バディで、足がつかない深さでファイブ・ポイント潜降後、浮力をコントロールして水底に接触する前に止まる。
- バディで、浮力をコントロールしながら、水底を生物を傷つけないように泳ぐ。
- オーラルでBCDを膨らませ、手足で水をかかず1分間以上ホバリングする。
- 人為的にレギュレーターをフリーフローさせながら30秒以上効率的に呼吸する。
- マスクを外して15m以上泳いだ後、水中で装着しマスククリアする。
- 残圧計を見ずに、誤差20bar以内で予測できるようになる。
- 水底の生物を傷つけないように接触せず、ファイブ・ポイントで浮上する。
ダイブ⑤
水中:
- 足がつかない深さで、浮力、姿勢、深度をコントロールしながら、スクーバキットを外し、再び装着後、調整・確認をする。
- 浮力、姿勢、深度をコントロールしながら、ウエイト・システムの全部または一部を外し、再び装着後、調整・確認をする。
- ウエイト・ベルトやウエイトがBCD一体型の場合
→ 足がつかない深さの水底で行う。 - ウエイト取り外し後、セッティングし直す必要がある場合
→ 浅い場所で行う。
- ウエイト・ベルトやウエイトがBCD一体型の場合
- 残圧計を見ずに、誤差20bar以内で予測できるようになる。
- シミュレーションによるミニダイブの実施:
- バディでダイブプランする。
- バディでエントリーとエキジットする。
- 適正なウエイト量とトリムをチェックする。
- ファイブ・ポイントで潜降をする。
- バディで、中性浮力、ホバリング、スイミングなど習ったスキルを練習する。
- 生物を傷つけないという環境意識で、水底に接触せずダイビングを行う。
- 以下のシミュレーションで正しく対応する(1~3つ):
- 足がつった時の対応
- エア切れで空気を分け合う
- レギュレーターのフリーフロー
- マスクに水が入った
- マスクが外れた
- レギュレーターが口から外れた
- BCDのインフレーターが故障
- バディとはぐれた。
- 予定のタイムリミット、打ち合わせておいた浮上開始時の残圧で、安全停止をしてファイブ・ポイント浮上をする。