レギのセカンドステージ(ストリーム・フェイルセーフ)




TUSA

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こんにちは!ココモの唐土です。

セカンドステージ・・・一言でいうと、中圧(約10気圧+水圧)を吸う圧力(周囲圧力)に減圧する部分です。

そこにパージボタンやマウスピース、調整ノブなど、機種ごとの機能が付加されています。詳しくなるには器材SPコースが近道です。

プロになられる方は、トレーニングをつんである程度の調整ができるようになられてるべきでしょう。

また、一般ダイバーさんは、よくあるフリーフロー(空気の出っ放し)など、調子の良し悪しや原因について、ある程度判断できるようになっておきましょう。

バルブの種類

空気を流したり止めたりするバルブは主に2つの種類があります。また、ファーストステージと同様にバランス式とアンバランス式があります。

ダウンストリーム・バルブ

ダイビングにおいては( )設計と言われます。これは、中圧が規定以上に上昇した場合、アップストリームであれば空気が止まってしまうところ、ダウン・ストリーム・バルブであれば( )する、つまり、( )ということからこう呼ばれています。

《詳細》

ダイビングにおいてはフェイルセーフ設計と言われます。

これは、中圧が規定以上に上昇した場合、アップストリームであれば空気が止まってしまうところ、ダウン・ストリーム・バルブであればフリーフローする、つまり、エアーの供給が止まらないということからこう呼ばれています。

《詳細を隠す》

《補足》フリーフローの原因と対処:
  • 2ndステージが原因の場合:
    1snステージから流れてくるホース内の空気(中圧)を止めるT字型のポペット(後述)のシール部分(ゴム、ウレタン等)が、経年劣化(使っても使わなくても)で、変形しておこる
    (対処)2ndをホースから外し、ポペットを締めこむと止まることがある。
  • 1stステージが原因の場合:
    2nd同様、1st内のタンクの高圧を止める部分のシール部分が、経年劣化(使っても使わなくても)で、変形しておこる
    (対処)ダイヤフラムタイプ、一部のピストンタイプではレンチなどで中圧を調整すればとまることがある。それ以外は修理が必要。

いずれにせよ、数年経った器材で、フリーフローが起こる場合はオーバーホールが必要な時期と考えておきましょう。

ダウンストリームとアップストリームの違い

クローゼット例えば右のドア、これをバルブとします。あなたがエアーのつもりになって、こちらからあちら進んでみてください。つまり、こちらからあちらへ流れていく・・・こちらからあちらへ行くと圧力が低い・・・こちらがタンク、あちらがマウスピースといったところでしょうか。

この写真では、ドアを手前に引いて向うへ行くことになります。これをアップストリームと言います。

これとは逆で、こちらから向うへ押していくドアだとすれば、それをダウンストリームと言います。

セカンドステージの動き

2nd

  1. タンクバルブオープン時
    • T字のポペットはClose
  2. 息を吸う
    •  黄色のダイヤフラムが吸われ凹む
  3. ダイヤフラムに赤いレバーが押される
    • 赤いレバーが傾く
  4. レバーにポペットが引かれる
    • 同時にバネが押される
  5. オリフィス(ポペットが塞いでた突起)が開く
    • 空気が流れる
  6. 空気が流れ内部が満たされる
    • 周囲圧に達しダイヤフラムが戻る
  7. レバーを押す力が無くなる
    • バネがポペットを押し1の状態へ
パージボタン

単純に、強制的にダイヤフラムとレバーを押し、ポペットを開け、空気を流すだけです。

パイロット・バルブ
  • 一応、プロ情報として専門書に登場するので書きますが、実際のレジャーダイビングの場面ではほとんど関係ありません。よって、ここでは特徴をテキストで記述するにとどめます。

一般のレジャーではほとんど使用されることはないです。軍用や一部のテクニカル用に少しの力で多くの空気が流せるという特徴があります。また、パイロット・バルブとひとことで言ってもいくつかのバリエーションがあります。

メインバルブを開くための小さなバルブがあります。

ダイバーが息を吸うと、少しの力で動く小さなバルブ(パイロットバルブ)が開くことで、パイロット・チャンバー内のエアーが漏れ、中圧を止めているメイン・ポペットを押す圧力が下がります。その結果、メイン・ポペットが開くことで中圧が流れ出します。

メリット

  • 少しの力で多くの空気を流せることができる

デメリット

  • 構造が複雑(メンテナンスが複雑)
  • 価格が高め
  • 浅いところでフラッター(ばらつき)が起こる
  • 呼吸によるエア供給に微妙なタイムラグがある
  • フリーフローが起こりやすい(対策スイッチがあるものがある)

練習問題

プロはいくつかのパターンで説明できるように表現に慣れておきましょう。

セカンドステージのフェイルセーフ

一般に、オープンサーキットのデマンドレギュレーターでは、ファーストステージの調整が狂い中圧が( )ときに、空気が止まる( )バルブでなく、( )しやすくなる( )バルブが使われている。

《詳細》

一般に、オープンサーキットのデマンドレギュレーターでは、ファーストステージの調整が狂い中圧が高くなったときに、空気が止まるアップストリームバルブでなく、フリーフローしやすくなるダウンストリームバルブが使われている。

《詳細を隠す》

バルブの違い

流れる方向に順じて開こうとするのが( )バルブであり、流れる方向に対して閉じようとするのが( )バルブです。

《詳細》

流れる方向に順じて開こうとするのがダウンストリームバルブであり、流れる方向に対して閉じようとするのがアップストリームバルブです。

《詳細を隠す》

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