概要
. ウエイトの目安(簡易計算表)[2]PADIアドベンチャーインダイビングマニュアルより
目安の条件
- 初めて使う新しいスーツ(ヘタリにより減らす)
- 海水
- スチールタンク
- 平均的な体格(採寸表などを参照ください)
- やせ型の人は多少減らす
- 体格の良い方は多少増やす
スーツの種類 | スーツのタイプ | 生地厚 | 最初に |
|
浮力がない場合は ウエイトはつけない |
薄手 | 0 ~2kg |
|
ワンピース ショート・タイプ |
3mm | 体重の5 % |
ツーピース | 5mm | 体重の10 % | |
フード、グローブ付 | 7mm | 体重の10 %+1.5 ~3kg | |
|
ネオプレン | 3.5mm | 体重の10 %+3kg |
5mm | 体重の10 %+5kg | ||
シェル | 薄いインナー | 体重の10 %+1.5 ~3kg | |
厚いインナー | 体重の10 %+3 ~7kg |
海水←→淡水の移動
海、又はプールなどで適正ウエイトが定まった後に、その状態で
- 海水から淡水への変更(増やす)
- 淡水から海水への変更(減らす)
※最初にチェックのためにつけてはいる目安にしぎず、移動後も再度実際に水中で浮力チェックを行う必要があります。
塩と浮力の微妙な関係
体重 | 足す(海水へ変更) または 減らす(淡水へ変更) |
---|---|
45 ~56kg | 2kg |
57 ~70kg | 2.3kg |
71 ~85kg | 3kg |
86 ~99kg | 3.2kg |
アルミタンクでの調整
- 一般的な12 リットルの場合で、2kgをガイドラインの量に追加
コラム(解説)
浮力チェックの5 つのステップ
- 実際の水中で予定装備で行う
- 中層(水面に出ず、底につかず、壁に触れず)で次のようにする
- BCのエアー 抜いた状態
- DREの給気 オートなど、潜水時のスクイズコントロール状態
- 普通に息をしながら、立った姿勢で動かないようにします。
- 普通に息をしながら、目の高さで浮くようになるまでウエイトを追加、あるいは減らします。
- 最後のチェックとして、息を吐きながらゆっくりと沈みます。
2. 改めて“浮力チェック”を行うべきときとは
- 器材を変えたとき(浮力が変わる)
- 生地
- 材質
- 付属品
- インナースーツ
- 給排気の手順や速さ
- ヘタリ具合 などによる
- 環境が変わったとき
- 淡水、海水 など
- 前回のダイビングから期間があいている
- 呼吸方法が変わっている(浮き気味、沈み気味)
- 給排気の手順を忘れている
3. 水面での5つの浮力チェックステップとは?
★呼吸はレギュレーターで行う。
( ) 息を吐くと身体がゆっくりと沈む。
( ) 通常の呼吸で、動かず立ち姿勢で浮いてみる。
( ) 潜水時の全器材を装着する。
( ) 足がつかない深さでBCDを完全に排気(ドライは潜水中程度)。
( ) 通常の呼吸で、水面が目の位置上下する程度にウエイト量を調節する。
《詳細》
5息を吐くと身体がゆっくりと沈む。
3 通常の呼吸で、動かず立ち姿勢で浮いてみる。
1 潜水時の全器材を装着する。
2 足がつかない深さでBCDを完全に排気(ドライは潜水中程度)。
4通常の呼吸で、水面が目の位置上下する程度にウエイト量を調節する。《詳細を隠す》
4. 水中で今まさに浮力調整が必要なのは?
( ) 残圧が減り浮力が増えているとき。
( ) 潜降での圧力増加でスーツほ浮力が減っているとき。
( ) 浮上を開始しようとバディに合図をするとき。
( ) 浮上中にBCやスーツ内のエアーが膨張し浮力が増したとき。
《詳細》
◯?残圧が減り浮力が増えているとき。
◯?潜降での圧力増加でスーツほ浮力が減っているとき。
× 浮上を開始しようとバディに合図をするとき。この時点では浮力変化が生じていない。
◯?浮上中にBCやスーツ内のエアーが膨張し浮力が増したとき。《詳細を隠す》
5. 中性浮力がとれていれば・・・
( ) 普通の呼吸で足を止めればゆっくり沈み始める。
( ) 普通の呼吸で足を止めればゆっくり浮き始める。
( ) 息を吸うと身体が少し浮く。
( ) 息を吐くと身体が少し沈む 。
《詳細》
× 普通の呼吸で足を止めればゆっくり沈み始める。→マイナス浮力(ぎみ)
× 普通の呼吸で足を止めればゆっくり浮き始める。→プラス浮力(ぎみ)
◯ 息を吸うと身体が少し浮く。
◯ 息を吐くと身体が少し沈む 。
《詳細を隠す》
6. 水中でウエイト量と配分が正しければ・・・
( ) コントロールしやすい
( ) 疲れにくい
( ) エアー消費が少なくてすむ
( ) 浮力はプラス気味になる
( ) 浮力はマイナス気味になる
( ) 立ち姿勢をつくれる
( ) 水平姿勢をつくれる
《詳細》
◯ コントロールしやすい
◯ 疲れにくい
◯ エアー消費が少なくてすむ
× 浮力はプラス気味になる →量が正しいと中性を維持しやすい
× 浮力はマイナス気味になる →量が正しいと中性を維持しやすい
◯ 立ち姿勢をつくれる
◯ 水平姿勢をつくれる
《詳細を隠す》
7. 水中移動では流線形を保つのはなぜ?
( ) フィンでの泳ぎが効率的になる
( ) エアーの消費が少なくて済む(泳ぐのが楽)
( ) 水の抵抗が小さく体力を浪費しにくい
( ) 水底に触れない(器材を水底にぶつけない)
( ) 見た目や写真写りがカッコイイ
《詳細》
全て正しい《詳細を隠す》
8. ウエイトが多め(オーバー・ウエイト)について
( )?立ち気味の姿勢になりやすい
( ) オーバーウエイトがおすすめ
( ) オーバーウエイトにならないようにする
( ) 水の抵抗が増え疲れやすい
( )?見た目や写真写りがカッコ悪い
《詳細》
◯ 立ち気味の姿勢になりやすい →オーバーウエイトによる立ち姿勢は不適切
× オーバーウエイトがおすすめ →プロはサポート用に若干多めのことがあります
◯ オーバーウエイトにならないようにする
◯ 水の抵抗が増え疲れやすい
◯ 見た目や写真写りがカッコ悪い(通称へっぴり腰、フィンワークが自転車こぎになりなすい)
《詳細を隠す》
9. 浮力コントロールが上手になる・・・
イメージトレーニングで行うこととはどんなことか?(3つ以上)
《詳細》
ダイビングをする前に自分の姿をイメージします。
呼吸による浮力調整やホバリング状態、器材の着こなし、呼吸で深度をコントロールする自分自身を想像します。
- 水中でリラックスした状態
- 大きめ、ゆっくりめのコントロールした呼吸パターン
- 流線型で優雅に水中を泳ぐ自分の姿
- 正しいウエイト量を適切に配分した腰やBCの具合
- 水平や(オーバーウエイトの結果ではなく)意図的な立ち姿勢
- 呼吸にリズム(吸い気味、吐き気味)での浮力調整(浮き沈み)
- 中層で様々な姿勢で停止している自分の姿 など
《詳細を隠す》
浮力に関する追加情報
浮力について詳しく学ぶ
教材紹介
★ご注意★
ココモでご購入の方の実習では別途お役立ちサービスが御座います。ココモで受講ご予定の方は下記からでなくココモ店頭又は通販にてお買い求めください。
PADI教材紹介
PADI 70014J アドヴェンチャーインダイビング(日本語マニュアル)
注釈
1, 2. | ↑ | PADIアドベンチャーインダイビングマニュアルより |