呼吸法で上へも下へも!




こんにちは!ココモの唐沢です。

今回は、自然な呼吸少しアレンジするだけ浮力がコントロールできるというのを一緒に確認しましょう!

呼吸法の分類

呼吸方法を3つに分けるとどんな呼吸方法があるでしょう。

  1. ( )
  2. ( )
  3. ( )

《詳細》

  1. 普通(着の身着のまま)
  2. 吸い気味(意図的)
  3. 吐き気味(意図的)

よくある「大きくゆっくり」というのは上の1の大小に過ぎません

「コントロールする」には1の他、2や3の呼吸が必要です。

大きく・ゆっくりだけの1は、平均0なのでコントロールできません

《詳細を隠す》

グラフで表現すると?

次の呼吸は上の問題の1,2,3のどれに当たるでしょう?(グラフの上:吸った状態、下:吐いた状態)

《詳細》

  1. 吸い気味(意図的)
  2. 普通(着の身着のまま)
  3. 吐き気味(意図的)

大きく・ゆっくりだけではその時の上へ行くか、下へ行くかは装備の浮力で決まりコントロールできません

《詳細を隠す》

肺でのコントロール範囲

息を吸ったり吐いたりして、どれくらいの浮力をコントロール(グラフの上と下の差)できるでしょう?

換言すると何キロの重さ(ウエイト)分を呼吸でコントロールできるでしょう?

《詳細》

コントロールできる浮力(≒肺活量による浮力)

  • 男性3~4.5kg
  • 女性2~3kg

Wikipediaより

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あなたの体格では

次の計算式で、おおよそのあなたの肺活量を計算してみましょう!

[jazzy form=”vc”]

肺活量予測式/人間ドック26

《詳細》

  • Baldwinの式
    • 男性:VC(ml) = (27.63 – 0.112 * age ) * HT(cm)
    • 女性:VC(ml) = (21.78 – 0.101 * age ) * HT(cm)
  • 日本呼吸器学会(JRS)肺生理専門委員会の式(18歳以上)(2001)
    • 男性:VC(l) = 0.045 * HT(cm) – 0.023 * age – 2.258
    • 女性:VC(l) = 0.032 * HT(cm) – 0.018 * age – 1.178

《詳細を隠す》

あなたの水中での呼吸は

ダイビング中、あなたは「A」「B」?それとも「C」

重ねると見える大きな違い

《詳細》

  • 赤:吸い気味
  • 緑:吐き気味

《詳細を隠す》

意図的な呼吸で調整できる範囲

上の図の様に吸い気味吐き気味使い分けるだけ肺の最大浮力約( )割分をコントロールできます。

《詳細》

3(このカーブでの例)

  • 桃色(吸い気味)と青緑色(吐き気味)の平均の幅が全体の3割
  • 更に吸い気味、吐き気味にできると浮力コントロールの幅は広がる
  • 着の身着のままの呼吸だけでは、呼吸でコントロールできない

《詳細を隠す》

肺活量によっての範囲

上の式で計算したあなたの肺活量で、一連の呼吸意図的にコントロールできる浮力の範囲は次のようになります。

通常9割もの大きな差は必要なく、極端な呼吸は瞬間的な浮力調整で使うくらいでしょう

  • 安全停止の際、浮き気味になる方は、その浮き加減からどれくらい大きめ(割合)の呼吸でコントロールすればいいか想像ついたでしょうか?

グラフで見ると違いがよく分かる!

《詳細》

《詳細を隠す》

これをベースに、担当インストラクターと適正なウエイト量呼吸法BCの浮力について検討してみましょう!

オーバーウエイト予防ができ、コントロールしやすい適正なウエイト量が決まるとダイビングがずっと快適に、そしてカッコよくなるでしょう!

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