概要
①EANを使う理由、利点とは?
《詳細》
- エアー(空気)での潜水に比べ
- 窒素暴露が少ないことから減圧不要限界(NDL)が長くなる
- 繰り返し潜水での窒素負荷が少ない
実際の運用面では、繰り返し潜水の場合、エアーより
- 水面休息時間に余裕ができる(より短い時間で次の潜水ができる)
- 潜水可能な深度に余裕ができる(より深めの安全潜水ができる)
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②EANは深度下でどのような麻酔作用があるか。
《詳細》
酸素も窒素も麻酔作用があるので、EANを使ってもエアーより麻酔作用が小さいとは限らない。
EANでの潜水もエアーと同様に麻酔作用を考慮する。
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③EANダイビングでの器材の「主な問題点」と「推奨事項」とは?
《詳細》
- 主な問題点 酸素分圧が高くなるため、器材の燃焼(火災)や爆発の可能性がある。
- 推奨事項 メーカーに、EANで使えるか確認する。多くのスクーバ器材は酸素濃度が40%までであればエアーと同様に使える。
※現地の法律等で特殊な洗浄や部品を使用した機材を使わなければならないことがありうる。
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④EANの誤充填が惹き起こす危険性とは?
《詳細》
- 酸素濃度が高くなる場合 火災や爆発を惹き起こす危険性がある。
- ダイバーにとって ダイバーが吸う酸素濃度が正確でなくなる危険性がある。
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⑤一般的なEANのマーキングとは?また、地域性とは?
⑥EANの次の定義は?
- 最大深度限界の酸素分圧は?
- 絶対深度限界の酸素分圧は?
- 深度限界を超える危険性とは?
- 2 の危険を避けるには?
《詳細》
- PO2 = 1.4ata(≒ bar)
- PO2 = 1.6ata(≒ bar)
- 水中でけいれんを惹き起こすことから溺れる危険性がある
- 酸素限界に十分な余裕を持った計画で実施する。
※1 ata =?0.986923 bar
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⑦中枢神経系(CNS)痙攣について
- 前兆となりうる兆候や症状とは?
- 前兆の起こる蓋然性は?
《詳細》
- 次のVINTIDと覚える
- V 視覚障害(トンネル視((強い恐怖感や脅威を認識することによって「トンネルから見える風景」のように視野・注意が制限されてしまうという心理効果。))含む)
- I 聴覚障害(耳鳴りなど)
- N 吐き気
- T 筋肉のひきつけ
- I イライラ感、落ち着きのなさ、多幸感、不安感
- D めまい
- これらの前兆は必ず起こるとは限らない
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⑧EAN対応ダイビングコンピューター(DC)の次の使い方とは?
- 許容酸素暴露限界を知り活用する方法は?
- 誤ってDCの酸素限界を超えたらどうするか?
《詳細》
- まず、最大酸素分圧を1.4に設定する
- 使用する酸素の混合比を設定する
- Planモード等で数値をスクロールさせるか、EANダイブテーブル等をつかって最大深度を見つける
- 限界より浅めに計画を立てる。
- DCの警告はあくまでも補助的機能とする。
- DCごとに設定が異なるので機種ごとに確認しておく。
- できるだけ水面休息時間に1h以上とる。
- ます、直ちに浮上を開始する
- 安全停止をして水面に浮上する。
- 24hダイビングをしないか、コンピュータの推奨事項に従う。
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⑨EANタンクの酸素分析で…
- 混合比を確認するのは誰?
- 確認と使用準備の手順は?
《詳細》
- そのタンクでダイビング予定のダイバーが、自分で確認しなければならない
- 流量制限((フロー・リストリクション))ホース等やメーターを使い、適度な流量で
- まず、エアータンクなどを使ってアナライザーを調整(21%合わせ)する
- 次に同じ流量でEANタンクのEANを分析する
- 内容を記載されたデカール又はシール書かれたブレンダ―(充填技術者)の分析結果と、自分の分析結果を比べる。
- 充填ステーション等の充填ログに記入する。
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⑩ダイビング中にDCが故障したらどうするか?
《詳細》
直ちに浮上を開始し、(可能であれば)水深5mで安全停止を行ってから水面へ浮上する。
最小12時間、又はDCのメーカーが支持する推奨事項に従う。
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⑪水中でけいれんを起こしたらどうするべきか?
《詳細》
- けいれんを起こしたダイバーを水面に連れていくことを優先する。
- 反応のないダイバーとして扱う
- 浮上時、マウスピースをくわえていればそのまま保持し、口から外れているなら戻すことで時間を無駄にしないようにする。
- 水面では十分に浮力を確保し、呼吸をチェックし、助けを呼ぶ。
- 事故者が呼吸をしてなければ人工呼吸を実施する。
- 事故者をボートか岸に運び、脈と呼吸をチェックする。
- 必要に応じてCPR(救急法-心肺蘇生法)を施し救急隊へ引き渡す。
- 事故者のマウスピースが所定のところにあるなら、そのまま保持して、けいれんが収まるのを待ってから事故者を水面に上げるよう勧める専門家もいる。
《詳細を隠す》
⑫EANダイビングでの減圧症(DCI)への対応は?
《詳細》
※エアーでのダイビングと同様の手順で対応する。
必要に応じて次のことを行う
- 緊急用酸素およびファーストエイドやCPRを実施する
- 救急隊、DAN、その地域の適切な救急サービスへ連絡する。
- 救急隊員に次のものを渡す。
- ダイビングプロファイル(深度、時間、その他)
- 緊急用酸素がなくなり、EANがある場合は、呼吸のある事故者に吸わせる。
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◎次の酸素濃度での安全限界深度は?
次の一覧は、酸素濃度によるCSN障害についての計算結果(数値)にすぎず、実際にダイビングできる深度については、講習などを通して習ってから実施しましょう。
《詳細》
次の一覧は、酸素濃度によるCSN障害についての計算結果(数値)にすぎず、実際にダイビングできる深度については、講習などを通して習ってから実施しましょう。
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