ダイバーの二つのタイプ【日常・非日常編】
一つは、現実から離れて遠くで楽しみたいタイプ。もう一つは、日常的に地元で楽しみたいタイプです。業界や旅行会社の広告は、非日常という言葉で人々の興味を引こうとするものが多いですが、実際には、スポーツや武道、将棋や囲碁のように、自己啓発や自己鍛錬、異業種交流の場として、日常的にダイビングを楽しむ方々が多くおられます。
遠方での非日常的なダイビングを好むダイバーの中には、地元で日常的なダイビングを楽しむダイバーの思考が理解できず、ダイビングは遠方で楽しむものだと思い込んでしまってる方がおられます。その結果、おそらくは無意識的な言動から地元ダイバーの反感を買い、そういう人とはご一緒したくないという思いを打ち明けられることがあります。
遠方でのダイビングを主とするダイバーの皆様には、この点をご理解いただき、周囲の方々との良好な関係を築いていただけるようお願いいたします。
ダイバーの二つのタイプ【社交性編】
一つは、スポーツで例えると個人で運動を楽しむタイプ。もう一つは、スポーツクラブに所属するタイプです。しかし実際には、個人で楽しんでいると主張しながらも、リアルやネット上のいずれかのグループに所属しようとする人が多いのが現状です。このような場合、社交性の問題から居心地の良い場所を見つけられず、結果的にどこにも所属せずに個人で楽しんでいると表現することが多いです。
また、このような人たちの中には、スキルアップのためにダイビングスクールに参加した際に、自分の経験や活動がより優れているかのように主張し、自分より経験の少ない他のダイバーを自分と同じ道に引き込もうとするケースも見受けられます。これは他人の成長を阻害する可能性が高い行為であることを、改めてご認識ください。
皆様が快適で充実したダイビングライフを送るために、互いに尊重し合い、協力しながら楽しんでいただけるようお願いいたします。
究極の非日常とは、多くの人が非日常と思っていることを日常にできること。