【マイルド版】失敗しない趣味の始め方:浅い体験が陥りがちな問題とは




失敗しない趣味の始め方 アクティビティを思い切り楽しむ秘訣とは何か? レジャーのプロがご紹介2

「いろいろ試してみたい」という気持ちから

「新しいことをいろいろ試してみたい」

「気軽にいろんな体験ができたら楽しいかも」

——そう思うことはありませんか?

旅行のオプションツアーやアクティビティサイトが提供する多様な選択肢は、そんな気持ちに応えるために作られています。

手軽さや手頃な価格も相まって、気軽に始められる点は魅力的です。

私自身、初めて何かを試してみたときの高揚感や「こんな世界があるんだ」と新しい扉を開く感覚が大好きです。

そうした小さなきっかけが、人生の新しい一歩につながることもあるでしょう。

しかし、さまざまな体験を繰り返す中で「もっと深く関わるべきだったかも」と思う瞬間が訪れたことはないでしょうか?

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表面的な体験では見えてこない本当の魅力

初めて体験するものは、何もかもが新鮮で楽しいものです。

しかし、そのアクティビティ本来の楽しさを味わうには、受動的に「させてもらう」でなく主体的に関わり、そこから何らかの学びを得ることで初めて得られます。

たとえば、スキューバダイビングでは、初めての体験ダイビングで味わう海中の美しさや浮遊感は格別ですが、手取り足取りで何ら自身の成長を伴わない経験ではなく、ある程度の知識や技術を体系的に身につけ、自身の能力で参加することで得られる楽しさです。

ここで重要なのは、新たな一歩をどのような環境で始めるかということです。

大勢の人を集めて短時間で浅い体験を提供するスクールや、そもそも体験自体を目的にしたカリキュラムでの、偏ったアクティビティを通して得られるものは本質とはかけ離れています。

そのため、断片的な知識や技術による見当違いの思い込みが生じ、限定的な楽しみに思えたり、やめてしまったり、間違った思考で次のステップに進んでしまうことも少なくありません。

体系的なプログラムを提供しているスクールは、一見敷居が高そうに見えることがありますが、初めての一歩をしっかりとサポートし、その分野の本質に触れるための基礎を築く上で大きな助けとなります。

これは、スポーツや趣味だけでなく、仕事や人間関係にも当てはまります。

恋愛や友情、さらには学問やキャリアにおいても、浅く広く関わるだけでは得られない価値があります。

大袈裟なようですが、浅い体験や関係を好んで選ぶ行動を繰り返していると、そのような思考に人生が支配されてしまいかねないです。

何でも、そのものの価値を良く見極め、そこから何らかの成長を得るという行動を通してこそ初めて見えてくるものがあり、その思考や行動が人生に深みを与えてくれるのです。

深く関わることで得られる価値

「いろいろ試している時間そのものが楽しい」という考え方も理解できます。

しかし、そこから得られるものが表面的で留まる場合、その時間が本当に自分にとって価値があるのかを一度考えてみることをお勧めします。

30年以上、レジャーやスポーツ指導の現場に関わってきた中で感じるのは、それがどの分野であるにしろ、「より深く関わるにつれ得られる価値は計り知れない(通常の成長以上で高いレベルへ導いてくれる)ということです。

たとえば、ダイビングでは、体験で楽しさを味わうのは勿論、趣味にするなら理想的な体系的プログラムで基礎を固めることが、その後の安全性や楽しさを高めます。

逆に、浅い体験の繰り返しでは、必要な知識やスキルが欠けたり、よろしくない癖がついてしまい、体験での経験から自信をもって取り組むも、浅い体験が上達を妨げたり、本来の楽しさを知る前に挫折させてしまうことにもなりうります。

自分の時間とリソースを有効に使うために

「どこで、どのように始めるか」が、最終的に得られる成果を左右します。

大衆的なチェーン店や体験プログラムより、一見敷居が高そうに見える専門的なスクールやプログラムの方が、長い目で見れば効率的で満足度の高い選択となることが多いです。

「ちょっとした体験」であっても、それがどのようなものかを少しだけ時間をかけて見極め、趣味になりそうな可能性があるのなら、さらに一歩踏み込んでみる選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。

折角の新たな分野へのチャレンジです。

今まで見たことのない新しい景色や、本当の自分に出会うきっかけになるかもしれないチャンスを逃さないようにしましょう。

「手軽さ」「本質的な価値」を天秤にかけ、どちらを優先するかをしっかり考えることで、あなたの体験はより意義深いものとなるはずです。

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潮の流れに身を任せるのもいいけれど、ときには自分の航路を描いて、自由に漂う余暇を楽しむ。

それこそが人生をより謳歌する「本当の贅沢」でもあります。

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